第5回 大人の合唱パーティ♪
桜も咲き一気に暖かくなり新年度。
ついに大人の合唱パーティ♪も第5回目を迎えました。
新しい気持ちで、みなさまと明るく新年度を迎えたい、そんな思いを込めて今回はこちらの3曲を選曲いたしました。
・上を向いて歩こう
・花
・オペラアイーダより「凱旋行進曲」
上を向いて歩こうは、参加者のみなさまがメロディを、ソプラノの岡本が対旋律を歌うオリジナルアレンジで、夢いっぱいの合唱を楽しんでいただきました。
「花」は、今残っている日本の歌曲で一番古い二重奏曲と言われていますので、楽譜通りに、二声部を演奏することに焦点を絞り少しずつでしたがハーモニーを体感していただきました。
義務教育の中でも合唱は取り扱うのですが、「他のパートにつられないように」という言葉をよく耳にするような気がしていたので、今回は「もう一つのパートの音を聞きながら歌う」ことに挑戦しました。
「春の」の部分の「の」の短6度のハーモニーを、上の声部を響かせてから下の声部も重ねる、その逆で下の声部を響かせてから上の声部も重ねる、といった練習をしたあとに通してみると…不思議と練習していない部分もお互いの声部を聞き合って歌っているような美しいハーモニーになっていました。
休憩を挟んで後半は
ヴェルディのオペラ「アイーダ」の世界へ。
導入で「勝ちて帰れ」を演奏。
有名なアリアに「あぁわが故郷」もあるのですが、今回はどうすることもできない板挟みな立場のアイーダの苦悩と葛藤にスポットを当ててこの作品全体をざっくりと解説するため、こちらの曲にしました。
こんな壮大なオペラなのです。↑
そして、ここからは今までの合唱パーティとはひと味違う!?
参加者の皆様には、サッカーの入場曲でもうすっかりおなじみの凱旋行進曲のオーケストラになりきって行進していただきました。
(大人の合唱パーティ♪ならではのおアソビ演出で、一人一人入場していただいたのですが、みなさまワールドカップの舞台よりも輝いておりました。笑)
まずは金管楽器で演奏されるメロディパートを輝かしく誇らしく歌って!
一番低い音で支えるコントラバスを、ズンっズンっと。
内声の和音をピッツィカートとホルンがポンポポンポン。
このオペラにしか出てこない変わった楽器「アイーダトランペット」が鳴り響く!パパパパパパパパ…
以上の4パートを、それぞれの楽器の役割や特徴を解説しながら、その楽器になりきって声で表現する、ということをやってみました。実際に楽器をお見せすることができなかったのですが、岡本が大きめにプリントアウトした楽器の写真のおかげで雰囲気を伝えられたようで一安心。
実際にアイーダトランペットをはじめ、オーケストラの楽器をこういう会で体験することは難しいのですが、このように声に出して楽器になりきって歌ってみることによって、歌の背景にあるオーケストラの響きにも焦点を当てて聞くことができると、より楽しめるのではないかと思い試みた企画でした。
気になるみなさまの反応は…
(アンケートの解答いただいた文をそのまま引用します)
音楽は奥が深い。 ほぼ毎回参加してるのですが、 変化もあり楽しめました。 思いっきり声を出して歌って 気持ちよかったな。ハモリもいいね。 何よりも皆で合唱すると 一体感を感じて楽しいですね~
久しぶりに岡本さんの美声と 素晴らしい響きを聴くことができました。
初めて参加しましたので、 面白い企画に面喰いましたが 常日頃の運動不足と口を 動かすことができました。
中々取っ付き難い声楽の世界に 触れることができて、 とても楽しい時間でした。
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